預言者を選ぶ

出典: MormonWiki

あるモルモンの預言者が死去した後、それを後継する預言者を選ぶ手順は「継承の秩序」として知られています。この秩序を通して、主ご自身が、主の教会の大管長が誰になるかを選ばれるのです。つまり神は継承の順列を通してこれを明らかにされ、秩序を以ってこれをなさるのです。

主の計画において先任使徒、すなわち定員会に最も長く仕えている使徒が、次期の大管長となります。この方法によって、教会の指導にあたる評議会に最も長期間仕えてきた人が大管長に召され、この召しを受けるときには大管長の職に関する責任を熟知し、主によって召された時に教会を導く準備が十分に備わっています。例えば、ゴードン・B・ヒンクレー大管長の場合、教会の大管長としての召しを受ける前に、既に大管長会に14年仕えていました。さらにヒンクレー大管長は大管長会に召される前には使徒として20年間幅広く忠実に仕えていました。

ある預言者が死去すると、大管長会は解散し、その顧問は、教会を導く評議会である十二使徒定員会の先任順位のそれぞれの配列に戻ります。十二使徒定員会のすべての会員は、大管長会を再組織するために聖会に臨席します。啓示によって導かれるまま、新しい大管長が支持され、使徒達によって聖任されます。その後、新しい大管長によって二人の顧問が選ばれます。新しい大管長会が組織された後、十二使徒定員会の空席を埋めるために新しい使徒が選ばれます。通常その手続きは、新しい預言者が教会員の支持を受ける教会の年次総大会で行われます。習慣的には、死去した預言者に敬意を表するため、預言者の葬儀が終わるまで使徒は大管長会の再組織を待ちます。十二使徒全員が教会を管理する神権の鍵を有し啓示者であるため、預言者と教会の大管長が一時不在となることは、重要なことではありません。

年次総大会で聖会が一つの部会として開かれ、その会合においてすべての教会員は右手の挙手を以って新しく組織された大管長会の各メンバーを支持する機会を得ます。

教会初期の時代には、ジョセフ・スミスがすべての鍵と力と権能を十二使徒に授けました。十二使徒全員がジョセフ・スミスが神から授けられた鍵と力と権能を所有していた為、地上からこれらが失われること無く維持されました。自らの死が差し迫っていることを霊的に察したジョセフ・スミスの言葉を十二使徒定員会の一員であったオルソン・ハイドは、このように述べています。:

「主は私(ジョセフ・スミス)に、神殿が完成するのを待たないで、急いであなたがたにエンダウメントを授けるように命じられる。(ジョセフ・スミスは)聖なる神権のすべての儀式を一つ一つ行って、全部が終わると非常に喜んで、…これで彼らが私(ジョセフ・スミス)を殺してもあなたがたはすべての鍵を持ち、すべての儀式を施すことができるし、鍵を人に付与することもできる。サタンの群勢が王国を切り崩そうとしても、あなたがたが築いていく速さにはかなわないであろう。…この民を導いていく責任はあなたがたの双肩にかかるだろう。」(ジョセフ・フィールディング・スミス、「救いの教義」王国の鍵の付与: 英文ブルース・マッコンキー編集 第三巻 [Salt Lake City: Bookcraft, 1954–56], 1:259)

「継承の秩序」についての詳しい説明はBYU宗教学教授のブレント・トップ及びローレンス・R.フレークの英文記事エンサイン1996年8月号“‘The Kingdom of God Will Roll On’: Succession in the Presidency,”を参照のこと。

継承の秩序」にある主のみ手

末日聖徒イエス・キリスト教会の預言者及び大管長となる人を召されるのは、まさしく主であります。主はその大管長になるかを以下の方法で管理しておられます。:

  •  主は誰が、いつ十二使徒に召されるかを決定されます。使徒の召しにはもし二人の使徒が同時に召される場合、誰が先に聖任されるかということが含まれます。(その例として、スペンサー・W・キンボールエズラ・タフト・ベンソンが同じ日に聖任されましたが、キンボール長老がこの日、先に聖任されたので、ハロルド・B・リー大管長の死後、預言者の職を継承しました。もしベンソン長老が先に聖任されていれば、キンボール長老は預言書にはなり得ませんでした。)
  • 主は使徒がいつ死亡するかを選ぶことができ、先任順位を変えることができます。
  • 主は啓示を通してこの継承に関するシステムを確立されました。