霊界
出典: MormonWiki
末日聖徒イエス・キリスト教会は人が死ぬと、すべての人の霊は霊界と呼ばれる所へ帰ると教えています。「帰る」という言葉を使う理由は、人の魂は不死不滅であり、この地上に生まれてくる前には前世という所に存在していたと信じているからです。預言者 ジョセフ・スミスは、死後の霊界とはこの世を去った霊が住む実在の場所で、「この地上と同じように人々が互いに意思の疎通ができる場所」(「預言者ジョセフ・スミスの教え」、p.353(英文))だと述べています。教義と聖約には、天においても「ここでわたしたちの間にある交わりが、そこでもわたしたちの間にある。ただし、その交わりには、わたしたちが今享受していない永遠の栄光が伴う」(教義と聖約130:2)と書かれています。教会のかつての使徒のブルース・R・マッコンキーは、「霊界では今までと同じように生活と仕事、そして活動が続きます。人は霊界でもこの世で持っていたのと同じ才能や理性を持ちます。さらに同じ態度、性向、感情を持っているのです」(ブルース・R・マッコンキー「モルモンの教義」、p. 762(英文))と述べています。 教会員は人は霊界においても学び、成長することができると信じています。
死後の霊の世界は次の3種類の場所から成っています:神殿の儀式を受け、多くを学び、復活の準備をした義人のためのパラダイス。さらなる知識を得ることができるように、正しい人々が身代わりの神殿儀式を受けるのを待っている場所(霊の獄(ひとや)ともよばれることがある)、そして悔い改めない人が苦しみを受ける霊の獄(ひとや)。キリストの完全な福音を学び、身代わりの儀式を受けるのを待つ場所である霊の獄(ひとや)は、苦しみを受ける場所ではなく、福音が教えられる社会性のある場所なのです。霊の獄(ひとや)で待っている人々に福音を教えるためにのメッセンジャーが送られますが、そういう点では死後の霊界は地上での人間生活に似ていると言えます。第6代目の教会大管長であったジョセフ・F・スミスは次のような啓示を受けました。:
- 「このようにして、真理を知らずに罪のうちに死んだ者や、預言者たちを拒んで背きのうちに死んだ者に、福音が宣べ伝えられた。これらの者は、神を信じる信仰、罪の悔い改め、罪の赦しのための身代わりのバプテスマ、按手による聖霊の賜物について教えを受けた。またこのほかに、肉においては人間として裁きを受けるが、霊においては神のように生きるための資格を得るうえで知っておく必要のある、福音のすべての原則が教えられた。そしてこのように、神の御子の十字架上での犠牲によって贖いが行われたことが、死者の間に、すなわち、小さな者にもしらされたのである。」(教義と聖約138:32-35)
イエス・キリストの福音を聞き、それを受け入れる機会はすべての人に与えられます。しかしこの世で福音を聞く機会を故意に拒んだ人には、再びそのチャンスが与えられることはありません。キリストは、死んでから復活する間に、すべての人が福音を学んで選ぶ機会が与えられるように、霊界で伝道活動を組織されました。獄(ひとや)と対照的にパラダイスは、義人の霊が地上での生活の試練や苦難から開放されて、福音を教える業を続ける場所です。 人類のすべての霊はこの死後の霊界において復活と審判を待ちます。キリストが再臨されるときには、すべての人が復活するので霊界は必要なくなります。そしてその行ないに従って最後の審判を受け、それぞれ日、月、星の栄えの王国へと送られるのです。.
