聖霊

出典: MormonWiki

神会の第三の御方は、末日聖徒が聖霊と呼ぶ御方です。末日聖徒は、聖霊が男性である霊の御方で父なる神の霊の息子であると信じています。また教会は、人は地上に生まれる前に神と共に住んでいたと教えており、この世に生まれる前の生活を前世と呼んでいます。この前世ですべての人々は実在する父なる神(天父)の霊の子供として存在しており、この地上での人生に誕生した時に初めて肉体を得ました。聖霊は神の霊の子供の一人であり、将来肉体を得ますが、真理の証し人(確証する者)として神会で極めて重要な役割を果たしています。

また聖霊は、さまざまな名称で知られており、聖きみたま、神の御霊、主の御霊、および慰め主などがその例です。教会は神の霊の息子として、聖霊は御父と御子の御二方とは別個であると教えています(これらの三方は目的に於いて完全に一致しておられ、神会を構成しておられます)。末日聖徒イエス・キリスト教会の最初の預言者、ジョセフ・スミスは、次のように教えました。:

「御父は人間の体と同じように触れることのできる骨肉の体を持っておられる。御子も同様である。しかし、聖霊は骨肉の体を持たず、霊の御方であられる。もしそうでなければ、聖霊はわたしたちのうちにとどまり得ない。」(教義と聖約130:22)

比喩的な意味で、聖霊は義しい聖徒の心の中にとどまります(教義と聖約8:2参照)。

さらにジョセフ・スミスは次にように教えました。:

「この地球が組織される前に、三方の間で永遠の聖約が交わされ、これは地球の人類につける事柄の神の配剤に関わっており、これらの御方は第一に創造主の神、第二に贖い主の神、第三に証し人あるいは確証する者の神と呼ばれた。」(「預言者ジョセフ・スミスの教え」、(英文190))。注意深く聖典を読むと、聖霊は真理の証し人として備えられていると教えられていることが分かります。モルモン書は聖霊について以下のように教えています。:
「聖霊のちからによってこのようなことを見聞きし、また知りたいと思った。聖霊とは、昔の時代でも、またメシヤが人の子らに御自分を現される時でも、およそ神を熱心に求めるすべての人に神が与えられる賜物である。...熱心に求める人は見出すであろう。神の奥義は聖霊の力によって、昔の時代のみならず今の時代にも、またこれから先の時代のみならず昔の時代にも、同じようにその人々に明らかにされる。」

末日聖徒イエス・キリスト教会に加入すると、通常バプテスマのまもなく後に別の儀式聖霊の賜物を授与されます。聖霊は個人の生活に偉大な影響をもたらすことができ、ふさわしい生活をするなら聖霊をその人の伴侶として持つことができます。(末日聖徒は、聖典の教えと一致しているように、聖霊は清くないあるいはふさわしくない人にはとどまることができないと教えています。)個人の生活の中で、聖霊は以下の4つの極めて重要な働きを果たします。:

  • 聖める御方.神聖な神の御前に聖くないものは住むことができないので、救いの計画のすべての制度は、聖別の過程に集中しており、従って人々は聖められた度合いによって救われるのです。聖められるという意味は、清く純粋になることであり、キリストにあって新しい人になることであり、かつ霊が再び生まれることで体が更新されることです(教義と聖約84:33、アルマ7:14参照)。
  • 啓示者ジョセフ・スミスは、「誰も啓示を受けずに聖霊を受けることはできない」と教えました(「預言者ジョセフ・スミスの教え」、英文328)。聖霊を伴侶とする喜びは、啓示の霊を経験することです(教義と聖約8:2-3)。聖霊はすべての救いの知識の源です。この知識を真心から祈りを以って求める人は、あらゆる必要なことが啓示されます。
  • 教師 すべて救われる者は聖霊によって教えられなければなりません。霊の事柄は霊によって教えられ学ぶ時にのみ理解することができます(教義と聖約50:11-24)。救いの真理を教えるという神聖な任務は聖霊の責任です。イエスは聖霊の力に満たされていました(ヨハネ3:34)。また天使も聖霊の力によって語ります(ニーファイ第二書32:3)。
  • 慰め主.

救いの真理の特徴は、慰めと平安のみたまが臨在することです。重荷を軽くし、勇気を与え、信仰を強め、慰めを与え、希望を持たせ、聖霊の聖なる伴侶としての権利を主張する者が必要とするものは何であれ明らかにすることは、聖霊の務めです(モーセ書6:61)。

聖霊は、このように人を高揚する力であり、つねに聖霊を伴侶として持ち、聖霊による影響を受けるできるというなくてはならない福音の知識の源であり、人が死すべき状態にあって受けることができる最大の贈り物です。神の救いの計画の中における聖霊の重要性のため、イエスは聖霊に対して犯す罪より大きな罪はないと教えられました(マタイによる福音書12:31-32)。末日の啓示は、「この世でもこの世の外でも赦されることのない、聖霊に対する冒涜とは、あなたがたがわたしの新しくかつ永遠の聖約を受け入れた後に、殺人を犯すことである。それによって罪のない者の血を流し、またわたしの死に同意するのである、と主なる神は言う。」(教義と聖約132:27)。