神殿の中では

出典: MormonWiki

末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教会)の神殿 は今や世界中に点在し、大勢の人々が神殿の建物を見ることができます。神殿は神の宮として、神権 によって設計され、奉献されます。神殿は世の心労や邪悪からの避けどころです。神殿が神聖であり霊的な場所であることは、遠くから見てもわかります。数多くの神殿は丘の上に建てられていて、夜空に輝くように照明が当てられています。神殿を囲む庭園からは静けさと安らぎを感じることができます。神殿が奉献される前は(奉献された後にはふさわしい教会員のみが中へ入ることができる)、通常一般の人々が神殿の内部を見学することができます。

ペルー・リマ神殿 © Intellectual Reserve
ペルー・リマ神殿 © Intellectual Reserve

目次

世から隔離された場所

末日聖徒の神殿の内部は細心の注意を払って設計され、最高の基準で建てられ装飾されています。神殿は主の宮であるために、神殿の設計はこれまでずっと啓示によってなされてきました。神殿建設に携わるすべての人は、神殿が完成して奉献されたときには、神殿に参入するにふさわしい資格をもった末日聖徒です。それはつまり、一人一人の建設作業員は、その人が資格のあるふさわしい人であることを示す神殿推薦状を持っています。神殿の中は非常に明るくなっています。それは大聖堂のように、参入者に畏敬の念を起こさせるためではなく、平和と清さの雰囲気を創るためなのです。

備えのできている人にとって、神殿は主の御霊が惜しみなく存在する「聖なる場所」なのです。神殿は祈り、思い、回想、啓示の場所でもあります。

聖なる儀式の場所

神殿では、神殿の中だけで執行できる特別で神聖な儀式が行われます。神殿の儀式は、教会員と神との間で交わされる誓約を表わす方法として行われる簡素で、象徴的なものです。

神殿の中では、教会員のために主として二種類の儀式が行われます。一つは神殿のエンダウメントと呼ばれる儀式で、もう一つは日の栄えの結婚への鍵となる結び固めの儀式です。最初の儀式は個人のため、二番目の儀式は永遠の家族のために行われます。これらの儀式は非常に神聖なものであるために、忠実な会員は神殿の外では、また互い同士でも、儀式の詳細を話すことはしません。

他の人のための儀式

神殿では生きている人々のために儀式を行うだけでなく、すでにこの世を去った人々のための儀式も行われます。モルモンの会員は、自分で儀式を行うことのできない人々のためにも地上での儀式を行うべきだと信じています。キリストの名前さえ知らずに、また主が自分たちのために犠牲を払われたことさえ理解せずに地上に住んでいた何百、何千億の人々がいます。これらの人々は、死後、裁きを待つ間霊として霊界に住んでいます。霊は地上に生きている人々と同じ選択の自由を与えられています。キリストとその使者は霊界(教義と聖約、第138章を参照)にいる霊たちに福音を教えています。これらの霊たちがキリストの福音を受け入れるならば、儀式を執行しなければなりません。神殿で生きている会員のために行われるすべての儀式は、すでに世を去った人々のためにも身代わりによって行われています。神殿結婚、結び固め、エンダウメント、バプテスマは死者の身代わりを務める人によって執り行われます。自分のために執行された儀式を受け入れるか、または無視するかは、本人の自由です。

神殿の内部

神殿の内部は上記の目的のために設計されています。各神殿の入口には、参入者やその家族のための待合室があります。それから推薦状デスクがあって、ここで参入者は神殿ワーカーに神殿推薦状を見せます。推薦状は聖なる神の宮へ入るにふさわしいということを証明するものです。推薦状デスクの後ろにはもう一つの待合室があり、神殿会長の執務室、神殿衣の貸し出しをする部屋、系図記録のための「家族ファイル」室、その他建物の機能やメンテナンスのための部屋などがあります。神殿で働く人はすべて白い衣を着ています。また神殿の参入者は教会の礼拝にふさわしい服装で神殿に来て、それから神殿にいる間は白い衣に着替えます。

ワシントン神殿のバプテスマ室 © Intellectual Reserve
ワシントン神殿のバプテスマ室 © Intellectual Reserve

「バプテスマ室」は死者のためのバプテスマが行われるところで、フォントは古代と同じように12頭の牡牛の背に取り付けられています。バプテスマ室には別の更衣室が備えてあります。

救いの計画のメッセージはエンダウメントの儀式の重要な部分になっています。神がその子らのために作られた計画が授けられます。救いの計画は進歩の計画であるために、初期の神殿では救いの計画が教えられるに従って、参入者が部屋から部屋へと移動しました。しかし現在の新しい神殿では、参入者は「エンダウメントの部屋」から動きません。エンダウメントの部屋数は神殿の大きさによって異なりますし、神殿の大きさは神殿のある地域の聖徒数によって違います。教会が最初に建てたいくつかの神殿には、創世記に書かれている創造とその他の場面を描写した壁画が描かれていました。現在建てられている神殿のエンダウメントの部屋は一般に質素で、落ち着いた色とモチーフが使われています。

ソルトレーク神殿の創造の部屋 © Intellectual Reserve
ソルトレーク神殿の創造の部屋 © Intellectual Reserve

エンダウメントが終ると、参入者は全員「日の栄えの部屋」へ移ります。ここでしばらくの間黙想にふけったり、祈ったりすることができます。日の栄えの部屋は、どの神殿でも最高に優美で、上品で敬けんな装飾がほどこしてあります。日の栄えの部屋では儀式は行われません。

プロボ神殿の日の栄えの部屋 © Intellectual Reserve
プロボ神殿の日の栄えの部屋 © Intellectual Reserve

結び固めは、日の栄えの結婚を行うためであっても、子供を親に結び固めるものであっても、家族の永遠性に関する儀式です。これは結び固めの部屋で行われます。結び固めの部屋の中央には祭壇があり、一方に花婿が、もう一方には花嫁がひざまずきます。部屋の周囲には参列者のために椅子が並べられています。対面する壁には鏡が取り付けてあり、永遠の誓約を象徴して、二人の像が無限に繰り返されているのを見ることができます。神殿結婚に参列する人々は、白い衣に着替える必要はありません。神殿に入ると結び固めの待合室に案内され、そこから結び固めの部屋へ行きます。花嫁と花婿 は白い衣を着ますが、花嫁は白で慎みのあるものであれば、ウェディングドレスを着ることができます。子供たちに結び固めをする夫婦は、白の神殿着を着用し、子供たちも白い衣服を着ます。

ソルトレーク神殿の結び固めの部屋 © Intellectual Reserve
ソルトレーク神殿の結び固めの部屋 © Intellectual Reserve


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