知恵の言葉

出典: MormonWiki

ジョセフ・スミスは、末日聖徒イエス・キリスト教会の最初の指導者であり預言者でした。ジョセフに従う人々に彼は、神からの啓示として、霊的のみならず、物質的な面での教義も与えました。つまり「霊と体が人を成す」(教義と聖約88:15)というこの教えを守ることにおいて、体に益とならないものは何であれ、霊の進歩を妨害することになるという意味をほのめかしてるのです。つまりこの教義では、“物質的な面”と“霊的な面”は等しく重要であると考えています。そして、宗教は人生のあらゆる面、即ち霊的な面と物質的な面のいずれにも関わっていなければなりません。(L. ウェストン・オークス医学博士著、「末日聖徒の医学的側面:知恵の言葉」から)

目次

知恵の言葉とは何か

知恵の言葉は、ジョセフ・スミスにある問いへの答えとして与えられた啓示です。ブリガム・ヤングは啓示を受ける経過についてその幾つかの事情を以下のように説明しています。:

「(教会初期の)兄弟達は、恐らく11x14フィート(3.3x4.2メートル)にも満たない小さな部屋の(預言者の)塾に出席しようとはるばる何百マイルも旅をしてやって来た。そして朝食の後でこの部屋に集まったとき、彼らは先ずパイプに火をつけ、しばらくタバコを吸ってから、神の王国の偉大な事について語り合った。・・・そしてパイプのタバコがなくなるや、今度は大きな噛みタバコタを噛み始める。預言者が講義をしに部屋に入ると、部屋の中が煙でかすんでいることがしばしばあった。(吐き出された噛みタバコで汚れた)床の掃除をしなければならないこの状況に、彼の妻は不平を漏らした。その結果、預言者はこの問題について考えさせられ、長老達の喫煙についての振る舞いについて主に尋ねた。」(「ブリガム・ヤング説教集」12:158)

最初この啓示は、戒めとしては授けられませんでした。「約束を伴う原則として与えられるもので、現在聖徒である、あるいは聖徒と呼ばれ得るすべての聖徒の中の弱い者および最も弱い者の能力に適するもの。」(教義と聖約89:3)として序が加えられました。このため、末日聖徒イエス・キリスト教会の教会員はこの啓示に含まれている原則に順応する時間を得ました。

1851年、ブリガム・ヤング大管長(教会の第二代大管長)は教会総大会で、すべての教会員に正式に知恵の言葉を守るよう提案しました。彼の提案は教会員によって満場一致の支持を受け、その日以来、この啓示はすべての教会員が遵守する義務がある戒めとなりました。

知恵の言葉は、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員として識別され、教会特有の実践の一つになりました。多くの教会員でない人々は、教会員がタバコ、コーヒー、すべてのアルコール飲料を慎んでいることを知っています。

科学的調査研究は、知恵の言葉を遵守することが良い効果を挙げていることを確認しています。事実末日聖徒には心臓病、あらゆるタイプの癌、及び疾病も、知恵の言葉に忠実なことで健康問題は少ないことがわかっています。多くの教会員は、寿命も長く、より快適な質のある人生をエンジョイしています。知恵の言葉には数限りない不健康な事柄を節制し、また良い健康管理を積極的に導入するよう指摘しています。避けるべき事柄には、飲酒、喫煙、ある種のお茶やコーヒーが挙げられます。一方、聖徒たちは、季節のハーブや果物を食生活に取り入れ、赤身の肉は控えめに用いるよう、そして穀類は命の糧として消費するよう勧められています。聖徒らがこの教えに従うならば、その約束として、「そのへそに健康を受け、その骨に髄を受けるであろう。また、知恵と、知識の大いなる宝、すなわち隠された宝さえ見出すであろう。また、走っても疲れることがなく、歩いても弱ることはない。また、主なるわたしは彼らに一つの約束を与える。すなわち、滅ぼす天使はイスラエルの子らを過ぎ越したように彼らを過ぎこして、彼らを殺すことはない。アーメン。」と書かれています(教義と聖約89:18-21)。

知恵の言葉の条項には何がありますか?

預言者ジョセフ・スミスに授けられた啓示では、有害な物質及び飲料を定義し、その使用を避けるよう忠告するために以下の言葉を用いています。:

「強い飲み物は腹のためにならず、あなたがたの体を洗うためのものである。」(教義と聖約束89:7)
「たばこは体のためにも、腹のためにもならず、人間のためによくない・・・」(教義と聖約束89:8)
「熱き飲み物は体や腹のためにならない。」(教義と聖約束89:9)

知恵の言葉は有害な物質を使用を避けるよう忠告しているのみならず、また人のために良い食物が何であるかも説明しています。:

「神は健康に良いすべての良いすべての草を、人間の体質、体力、利用のために定めた。
「それぞれの季節のあらゆる草と、それぞれの季節のあらゆる果実、
「獣の肉と空の鳥の肉もまた、・・・控えめに用いなければならない。
「すべての穀物は人間・・・が用いるように、・・・命の糧となるように定められている。
「すべての穀物は人間の食物として良い。つるの実を結ぶものの実もそうである。」 (教義と聖約 89:10–12, 14, 16)

知恵の言葉は、約束を伴う律法であり原則です。この律法の条項に従う時に、その条件に関連した祝福を受けることができます。しかし、従わなければ、物質的にも霊的にもその結果をこうむります。

知恵の言葉についての啓示の中で「陰謀を企てる人々」とは何のことを指しているのですか?

エズラ・タフト・ベンソン大管長は、この啓示の別の面で私達現代の世代にとって特に重要な点を指摘しています。:

「終わりの時に陰謀を企てる人々の心の中に今あり、また将来もある悪ともくろみのゆえに、わたしはあなたがたに警告を与えており、また、啓示によりこの知恵の言葉を与えることによって、あなたがたにあらかじめ警告するものである。」(教義と聖約束89:4)
「主は、その限りない知恵で、金欲のために他人に有害な物質を用いるよう納得させるために、人々が陰謀を企てるようになるという今日の状況を予見された。私達はビール、アルコール飲料、コーヒー、たばこ、そのほか害のある物質を宣伝する広告を余りにも見慣れています。さらに悪質な現代の私達の時代に起こる陰謀は、若い人々を麻薬に引きずりこむことです。」(エズラ・タフト・ベンソン、1983年5月号 「エンサイン」)

知恵の言葉は カフェインを禁止していますか?

知恵の言葉には熱き任量を避ける理由には触れていませんが、多少のモルモンを含み長い間多くの人々は、主がコーヒーや(ある種の)茶を禁じられた理由はカフェインだと考えるようになりました。この結果、カフェインの入ったcaffeinated ソフトドリンク(清涼飲料)を飲むモルモンが批判されるに至りました。教会は公式声明で次のように述べています。:

「コーラの飲用に関しては、教会として決して公式に立場を表明してこなかった。しかし、教会の指導者たちは、習慣性となる有害な薬品を含むいかなる飲料も使用しないよう勧告してきたし、今日特にそれを強く勧告するものである。肉体に有害な成分を含むいかなる飲料も避けるほうがよい。」
「神権会報」, 1972年2月p.4

知恵の言葉の精神は、すべての健康な食物を適度に摂取し、健康的でない食物は避けるべきだということです。モルモン教会は認可、不認可する詳細な食物のリストを発行することを注意深く避けてきました。それは個人のモルモンにこれを生活に応用することを任せているからです。

戒めを参照 健康に関する律法