永代教育基金
出典: MormonWiki
2001年春の末日聖徒イエス・キリスト教会、別名(モルモン教会)の総大会において、 ゴードン・B・ヒンクレー大管長は永代教育基金の設置を世に発表しました。この基金の目的は、開発途上国の教会員が教育を受けられるように資金を提供することです。この総大会において、ヒンクレー大管長は次のように述べました:
- 「わたしたちは教会の中で別の問題にぶつかっています。多くの若い男女が母国で宣教師として召されたり、メキシコや中米、南米、フィリピンなどで栄誉ある業に就いています。お金はほとんどありませんが、持てる力を使って貢献しています。彼らの大部分は、中央宣教師基金から援助を受けており、わたしたちは皆さんの多くが献金されていることに深く感謝しています。
- 彼らは合衆国やカナダ出身の長老や姉妹たちと一緒に、すばらしい働きをしています。奉仕を通して、教会がどのように運営されているか知るようになります。福音への理解も深まります。英語も幾らか話せるようになります。信仰と献身の精神をもって働いています。そして、解任の日が来ると、大きな希望をもって故国へ戻ります。ところが、多くの場合、技能がないために、仕事を見つけるのに苦労します。そしてすぐに、以前と同じ貧困の淵に沈んでしまうのです。
- 能力が限られているために、教会で指導者になることもあまりありません。そして、たいていは福祉の援助をうけるようになるのです。結婚して家族を養育しますが、家族もそれまでと同じ悪循環を続けます。彼らの将来はほんとうに暗いのです。貧困の淵から立ち上がるための技能を身に付けることができない状況にいるため、伝道に出られない人もいます。
解決策は神からの啓示によって与えられました。モルモンの開拓者たちが、大平原を越えてユタへと移住するのを助けるために、ブリガム・ヤングが設立した永代移民基金から霊感を受けて、ヒンクレー大管長は次のように述べました。「この基金を元にして生み出された利益から、高い理想を持った男女は、その多くは帰還宣教師ですが、学校へ通うためのお金を借りることができます。そして、就職の資格を得たら、借りたお金と、返済の動機づけとして付加された小額の利子を返すよう期待されます. . .」 (『リアホナ』、2001年7月号、61)
モルモン教会はこれまでずっと、貧しい人々を助け、彼らが自立できるように教えてきました。1849年当時、ソルトレーク・バレーには約6000人の会員が住んでいましたが、外国、特に英国にはさらに数千人の会員がいました。ヤング大管長の指揮の下、多くは貧しいけれども貴重な技術を持っている人々がユタへ来られるように助けるための計画が創案されました。この計画は「永代移民基金」と呼ばれました。この計画では、ユタへ来る資金を持たない会員たちが貸付金を受けることができ、ユタへ到着してから、そのローンを支払うというものでした。これは回転基金であって、お金が返済されると、次の家族がユタへ移住するための資金となるのでした。1855年の終りまでには、22,000人近い会員がローンを受け、1870年大陸横断鉄道が完成した時点では、約50,000人がこの基金の恩恵を受けていたのです。
永代教育基金 は、過去に実施された永代移民基金を基として設立されました。教育を受けたいという望みは持っているが、その目標を達成するための資金がない人々にお金が貸し付けられます。その人が教育を終了し、職についた時点で、ローンの返済をします。現在は、殆どがテクニカルスクールへ行くことを希望している帰還宣教師にローンが与えられています。基金が大きくなるにつれて、大学へ行って、専門学位をめざす人々にもローンが与えられるように期待されています。ローンを受けたい希望する人は、まずビショップに、それからステーク会長に相談して、必要な額に相当するローンを組むことができます。
このプログラムの基金は、教会員からの寄付によってほとんどがまかなわれています。. この計画が発表されたとき、「何千、何万という人々が財布のひもをゆるめて、什分の一や断食献金に加えて、この基金のために寄付をしました。そしてほとんど一夜にして金額が増し、かなりの額になったのです。ヒンクレー大管長はこれは奇跡だと言っています。
この基金はこれまで非常な成功を治めています。2005年4月までには、27カ国の18,000人が、永代教育基金のおかげで教育を受けることができました。このプログラムが開始されたときにヒンクレー大管長が述べた、次のような目標が達成されているのです。「わたしたちの民の中には、貧困に苦しんでいる人々が大勢います。彼らが生活を向上させ、訓練を受けることによって得られる自立の基盤の上に生活を築けるよう、わたしたちはできる限りのことをしなければなりません。教育は機会を得るための鍵です。」
基金への寄付は、 永代教育基金の公式ウェブサイトをご覧ください。
「教会教育システムも参照」
