標準聖典
出典: MormonWiki
末日聖徒イエス・キリスト教会の出版物には、大別すると二種類に分けることができます。:
第一に正式に教会標準聖典として利用される図書
以上の四冊は、まとめて「標準聖典」もしくは簡略して「正典」(カノン即ち規準という意味)と呼ばれています。末日聖徒が使用するに当たり、これらは「認知された卓越した書物」と言う以上の意味があり、実際に「教会によって正式に認められ、権威あるものと見なされた神聖な書物」です。
第二の分類には以下の図書が含まれます。:
「教会運営のための指導手引き及び教科書」 教会の各集会で教えられるクラス用のカリキュラム指導書、家族を支援するための資料、教会指導者のための教会の指導法と教会の方針に関する指針。これらは通常の意味で「正式」ですが、聖典としては扱われていません。
これに加えて、末日聖徒の教化を目的として教会員個人が著したさまざまな種類の出版物があります。これらには形式的な分類はありませんが、以下のいくつかの範疇に分けられます。:
- 教義:教義を解説したものや聖典の注釈書。
- 歴史:末日聖徒史における出来事を記述したもの。または末日聖徒にとって関心はあるがより一般的ではない歴史事項。
- 霊的訓話:個人や家族での礼拝に霊的鼓舞を与えて末日聖徒の支援を意図するものや、悩みや精神的ストレスからの開放を意図した書物
- レクリエーション:末日聖徒の話題や人物をモデルにした軽いフィクション。
モルモニズムにおける聖書
上記に述べた通り、聖書は教会の「標準聖典」または正式に公認された神聖な書物の一つです。一方、教義的に教会の教えに密着した内容を持つ出版物は聖典と見なすことができます。例えば、賛美歌、預言者や他の教会幹部が霊感によって語った大会での話などがこれに値します。
英語圏内で公式に教会が使用している聖書は、英文欽定訳です。1980年に教会は独自の欽定訳聖書を他の標準聖典と併せて脚注、比較参照欄、聖句ガイド、聖書辞典、及びジョセフ・スミス訳聖書からの抜粋などを加えて末日聖徒用欽定訳聖書を出版しました。教会は欽定訳聖書のみを聖書として認めるといった考えは持っていません。むしろ教会員や学者は他の翻訳を自由に参考にし、聖書の原本や原語を読んで研究することもできます。
信仰箇条第八章では、「わたしたちは、正確に翻訳されているかぎり、“聖書”は神の言葉であると信じる。」と述べています。教会を批判する人たちの中には、この信仰箇条は言い逃れだと言う人もいますが、この信条は単に現在の欽定訳本に見られる写本経過や翻訳の誤りがあることを認めているにすぎません。
カテゴリ: 聖典と聖句のトピック | モルモン書のトピック | 末日聖徒の文学
