改宗

出典: MormonWiki

モルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会の俗称)では、改宗という意味は、「信念や心や生活を変えて神の御心を受け入れ、御心に従って生活するようになること。改宗には、以前の習慣をやめ、キリストの弟子になるという意識的な決意が含まれる。」と定義しています。すなわち、キリストの教会に改宗するということは、悔い改めをして、罪の赦しのために水に沈めるバプテスマ聖霊を受けるための按手を受け、そして主イエス・キリストへの信仰を持ち続けることです。改宗することで生まれながらの人は、聖められ純粋な新しい人となり、イエス・キリストによって再び生まれるのです。(教会出版の聖句ガイド「改宗」の項を参照)

多くの人々は改宗とは、誠実な人がバプテスマを受けることを決めた時が改宗したときだと誤って考えています。しかし「改宗」という用語を適切に用いると、さらに深い意味があります。新しくバプテスマを受けて教会員になった人も、長年の教会員でも改宗して清く新しい人となり、真の改宗を経験します。その状態について教義上明確かつ正確な説明を前大管長会のマリオン・G・ロムニー長老が「改宗」とはどういうことなのかを以下のように説明しています。:

「ウェブスター大辞典によると、改宗(Convert)という動詞は、“ある信条或いは針路から別の信条や針路へ変わること”と定義しており、また改宗とは“確信を以って霊的及び倫理的に変化すること”と解説しています。聖典に使われているように、改宗したとは単に精神的にイエスとその教えを受け入れることを意味しているだけでなく、またイエスとその福音に対する信仰を動機づけ人を変化させるような信仰を指しているのです。それはその人の人生の意味の理解と神に対する忠誠と思いと行いにおいての事実上の変化です。改宗とはいくつかの段階を通って達成されるものである一方、人は、心から新しい人にならなければ、あるいは新しい人になるまでは完全な意味で改宗したとはいえません。“再び生まれる“とは、聖典で使われる宗教上の用語です。」(“Look to God and Live,”1973, p. 108-9).

改宗するためには、その人は自らの人生を神の愛の上に築き、常に神の戒めを守るという決心を揺らがせてはなりません。ですから、真心からの改宗は、その人の人生を変えるのです。

ロムニー長老は、改宗するために辿る幾つかの過程をこのように述べています。:

教会の会員になることと改宗するということは、必ずしも同意語ではありません。改宗したということ...及び証を持っているということも同じことではありません。証は、熱心に求めている人に聖霊が真理の証を与える時に生まれます。心に感銘を与える証は、信仰に生命を与えるもので、即ち悔い改めと戒めに対する従順さを引き起こすものです。一方、改宗は、悔い改めと従順の結実、或いは報酬です。(Look to God and Live, 1973, p. 111)

教会の指導者は、真の改宗とは、一生かかる変化の過程であり、人がバプテスマを受けた時で終わってしまうものではないことを常々強調しています。ですから教会員は、絶えずキリストの教えと福音に改宗することに専心努力するよう常に促されています。