地獄
出典: MormonWiki
地獄とは、聖典の中では3つの意味で扱われています。
- 神の律法に不従順であった結果に陥った悲惨な状態。
- この地上にいる間に悔い改めをしなかった人が経験する惨めな状態で、これらの人々が死んだ後に霊の獄(ひとや)で経験する悲惨な状態。
- サタンと彼に従う者たちのための永久の住まい[[1]]
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不従順が招く悲惨な状態
モルモン書の中に書かれている最初の預言者ニーファイの父リーハイの教えによると、神のすべての啓示の中で最も偉大な啓示の一つは、「人が存在するのは喜びを得るためである。」(2 ニーファイ2:25)ということです。ここに書かれている「喜び」は、単なる幸せな思いではなく、あらゆる意味で満たされる最高の感覚であり、その喜びには何ら欠けるところがなく、わたしたちの創造主と彼の永遠の律法とからもたらされる完全な一致から得られるものです。一方、この喜びの反対は、悲惨です。ここに言う悲惨は、同様に単なる不幸、悲しみ、或いは苦しみではなく、神と神の律法への不一致な究極的な状態を指しています。ほとんどの悲惨な状態は、サタンによってもたらされる神との不調和の結果です。サタンは天での戦いで謀反に失敗し、第一の位を失った時、この種の悲惨さを体験しました。(天での戦い、救いの計画、前世を参照)
サタンは自分が敗れたために、この地上に来て第二の位を得た人々に対して、同じような敗北を負わせようと試みています。サタンは、徳、誠実さ、名声、理想、健全な関係、挙句の果てには命までも失わせようと力を注いでいます。サタンの誘惑に負けて妥協してしまう人々は、聖典に書かれているように、「はかない罪の楽しみ(喜び)」(ヘブル11:25)に快楽を覚えますが、そのような楽しみや幸福は、決して長続きする幸福や永遠の喜びには繋がりません。サタンの霊と影響は、混乱や争い、闇、無秩序、怒り、憎しみ、そして悲惨の感情を引き起こします。1
霊の獄(ひとや)
「地獄」とは、「霊の獄(ひとや)」の別名で、それは罪のあるままに死んだ人々、心理の知識のないまま死んだ人々や、堕落し、神の預言者を拒んだ人々が死後に行く霊界での場所を指しています(教義と聖約138:32参照)。これは一時的な状態で、霊は福音を教えられ、悔い改め、神殿で行なわれる儀式を受け入れる機会が与えられます(教義と聖約138:30–35)。福音を受け入れる人々は、復活するまでパラダイスに住みます。
復活し、裁きを受けた後、彼らは三つの栄光の中、それぞれの人にふさわしい栄光を受けます。一方、悔い改めなかった人々で滅びの子ではない人々は、福千年が終わり、霊の獄(ひとや)から開放さ、罰を受け、月か星の栄えの王国に復活をするまで、そこに留まります(教義と聖約76:81-85参照)。2
サタンのすまい
サタンと彼に従った霊たちの現在のすまいは、この地球です。しかし、一旦、裁きが完了すると、サタンと彼に従う者たちは,外の暗闇と呼ばれるところへ送られます。外の暗闇には、成長もなく、キリストの光を受けることもできません。「地獄」という言葉は、外の暗闇を指しており、悪魔とその天使たち、また滅びの子の住むところです(教義と聖約29:36–38; 76:28–33参照)。滅びの子は、「この世でも来るべき世でも赦されることはな」く(教義と聖約76:34)、「それは、彼らが聖なる御霊を受けた後にそれを否定したため、であり、また御父の独り子を否定したため、また独り子を自ら十字架につけて公に辱めたため」です(教義と聖約76:34–35; 76:31–33, 36–37を参照)。このような個人は、どんな栄光の王国も受け継ぐことはできず、地獄の状態が続きます(教義と聖約76:38; 88:24, 32)3
参考資料
- 1 Dallin H. Oaks, “Joy and Mercy,” Ensign, Nov 1991, 73.
- 2 “Hell,” True to the Faith, (2004),81.
- 3 Ibid.
