再降臨

出典: MormonWiki

目次

モルモン教会の会員は、イエス・キリストの再降臨を絶えず待ち望んでいます。末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教会の正式名称)は、今の時代が末日であることを信じています。ジョセフ・スミス [1]を含めモルモンの預言者は、この重要な出来事がいつ起こるかについて知らないと宣言しています。しかし、モルモンの指導者は、キリストの再臨のしるしを知り、待ち望むだけでなく、再臨に備えた生活をし、さらに将来に備えて教育、職業、貯蓄の面でも自らを整えるよう教会員に勧告しています。

イエス・キリストは、弟子達にキリストの再臨のしるしを注意して見ているよう教えられました。聖書モルモン書教義と聖約および高価な真珠には、再降臨についてのさまざまな預言が書かれています。以下にまとめた事柄は、イエスの再臨とイエス・キリストが地上に平和と正義を以って治められる福千年の前に起こる重要な出来事であるとモルモンは信じています。信仰箇条第十条は次のように宣言しています:

「わたしたちは、イスラエルの文字どおりの集合と十部族の回復とを信じる。また、シオン(新エルサレム)がアメリカ大陸に築かれること、キリストが自ら地上を統治されること、そして地球は更新されて楽園の栄光を受けることを信じる」(「信仰箇条」第十条)

またモルモン教会の指導者は、すべてこの地上にいる人々は、「福千年をただ待っている」ような生活を送るのではなく、再降臨に今現在備ているという生活をしなければいけない、と教えています(ブリガム・ヤング)。

再降臨に関する聖句

イエス・キリストの再降臨に関する預言は聖典に記されています。以下に掲げた聖典の中の主な聖句は、再降臨について書かれた預言であることをモルモンは信じています。:

旧約聖書

  • イザヤ2章
  • イザヤ11章
  • ヨエル2章
  • ダニエル書
  • マラキ書4章

新約聖書

  • マタイ24章
  • 2 テモテ3章
  • 2 テサロニケ2章

モルモン書

  • 第一ニーファイ14章
  • モルモン書8章

教義と聖約

  • 45章
  • 88章
  • 133章

高価な真珠

  • モーセ書6章
  • ジョセフ・スミス-マタイ

再降臨に先立つ主な出来事

再降臨に関するモルモンの信条のすべてを要約して書くことは容易なことではありません。以下のリストはいくつかの主な信条と重要な出来事です。イエスの再臨に先立ってモルモンが教えているものの中には、すでに成就したもの、また将来成就するものがあります。:

1.邪悪がはびこり、戦争や騒動が起こる

「また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。」(マタイ24:6-7)
現在これらの事柄は起こっていますが、キリストが再臨し平和を携えてこられるまで、これらの事柄は継続して起こります。


2.福音が回復される

「また、異邦人の時が来ると、暗闇に座する者たちの間に光がさすであろう。それはわたしの完全な福音である。」(教義と聖約45:28)
「わたしは、もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてき」(黙示録14:6)
これは預言者ジョセフ・スミスが、1830年4月6日に末日聖徒イエス・キリスト教会を組織した時に起こりました。

3. モルモン書が世に出現する

「旧約聖書の時代の預言者イザヤとエゼキエルは、モルモン書が出現することを先見しました(イザヤ29:4-18、エゼキエル37:16-20参照。)
これは現在起こっていることで、モルモン書は世界各国の国語に翻訳され、世界中に住む人々の間に広がっています。」

4. 福音が全世界に宣べ伝えられる

「そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。」(マタイ24:14)
この預言もすでに起こっています。教会は162カ国に宣教師を送り出しています。

5. 預言者エライジャが地上に戻ってくる

バビロン捕囚の後に住んでいた預言者マラキは、このように述べました。
「見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことがないようにするためである。」(マラキ4:5–6)
この預言は、すでに成就しました。1836年4月3日、エライジャが預言者ジョセフ・スミスに現れて、「見よ、マラキの口をとおして語られた時がまさに来た。マラキとは、大いなる恐るべき日が来る前に彼(エリヤ)が遣わされ、先祖の心を子孫に、子孫の心を先祖に向けさせ、全地がのろいをもって打たれることのないようにする、と証した人である。それゆえ、この神権時代の鍵はあなたがたの手にゆだねられている。これによってあなたがたは主の大いなる恐るべき日が近く、まさに戸口にあるのを知ることができる。」(教義と聖約110:14-16)

6. ユダの子孫とイスラエル全家は地の四隅から集合する

「主は国々のために旗をあげて、イスラエルの追いやられた者を集め、ユダの散らされた者を地の四方から集められる。」(イザヤ11:12)

7. ユダの子孫は、地上の国々から金と銀を使って土地を返還する。

「ユダもまた、エルサレムに敵して戦う。その周囲のすべての国びとの財宝、すなわち金銀、衣服などが、はなはだ多く集められる。」(ゼカリヤ14:14)

8. エルサレムの地は、豊かで生産的になる

「荒れた地は、行き来の人々の目に荒れ地と見えたのに引きかえて耕される。そこで人々は言う、『この荒れた地は、エデンの園のようになった。荒れ、滅び、くずれた町々は、堅固になり、人の住む所となった』と。あなたがたの周囲に残った諸国民は主なるわたしがくずれた所を建て直し、荒れた所にものを植えたということを悟るようになる。主なるわたしがこれを言い、これをなすのである。」(エゼキエル34:34-36)

9. ユダの子孫は、以前の征服者に攻撃されるが、救い出される

「その日には、わたしはユダの諸族を、たきぎの中の火皿のようにし、麦束の中のたいまつのようにする。彼らは右に左に、その周囲にあるすべての民を、焼き滅ぼす。しかしエルサレムはなお、そのもとの所、すなわちエルサレムで、人の住む所となる。
その日には、わたしはエルサレムに攻めて来る国民を、ことごとく滅ぼそうと努める。」(ゼカリヤ12:6、9)
「見よ、彼らは必ずあなたに敵対して集まるが、それはわたしによるのではない。あなたに敵対して集まる者は誰であろうと、あなたのゆえに倒れる。
あなたを攻めるために造られる武器は、まったく役に立たない。また、裁きの時にあなたに向かってののしる者はことごとく、あなたがそれを罪に定める。これが主の僕たちの受け継ぐものであって、彼らの義はわたしから出る。」と主は言われる。」(第三ニーファイ22:15、17:救い主がイザヤ54:15,17を引用された。)

10. エルサレムはイスラエルの統制下になる

「…しかしエルサレムはなお、そのもとの所、すなわちエルサレムで、人の住む所となる。」(ゼカリヤ12:6)
「あなたは万軍の主が、わたしをあなたにつかわされたことを知る。主は聖地で、ユダを自分の分として取り、エルサレムを再び選ばれるであろう」。」(ゼカリヤ2:12)

11. ユダヤ人はイエス・キリストを信じ始め、遂に福音が彼らに宣べ伝えられる

「そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。」(マタイ24:14)
「そして将来、わたしの完全な福音が彼らに宣べ伝えられる時が来る。そして彼らはわたしを信じ、わたしが神の子イエス・キリストであることを認め、わたしの名によって父に祈るようになるであろう。」(第三ニーファイ20:30-31)

12. 新しい神殿がエルされるに建てられる

「万軍の主は、こう仰せられる、「万軍の主の家である宮を建てるために、その礎をすえた日からこのかた、預言者たちの口から出たこれらの言葉を、きょう聞く者よ、あなたがたの手を強くせよ。」(ゼカリヤ8:9)
その神殿の描写はエゼキエル40-48章を参照。ウィルフォード・ウッドラフ大管長は次のように述べました。:
「…キリストは、これらの事が成就するまでは来られない。エルサレムは再建されなければならない。神殿が建てられなければならない。…これらの事は預言者らによって明らかにされ、預言者の言葉は成就するであろう。」(ミレニアル・スター 52巻(1890年10月6日)、740ページ)

13. ダビデ(デビッド=David)と名づけられた新しい指導者が(古代のダビデ王の子孫)、イスラエルの大いなる指導者となる

「預言者ジョセフ・スミスは次のように述べました。“…ダビデの王座と王国は、彼から取り上げられ、末の日に彼の血統から出たダビデ(David)という名前の別の者に与えられる。”」(教会教義歴史6巻253ページ)エレミヤ、エゼキエル、イザヤ、ホセア、ザカリヤもこの出来事を預言しています。

14. 地上の国々は、ユダの子孫に集まりあい敵対して、ユダは打たれる

「わたしは万国の民を集めて、エルサレムを攻め撃たせる。町は取られ、家はかすめられ、女は犯され、町の半ばは捕えられて行く。しかし残りの民は町から断たれることはない。」(ゼカリヤ14:2.)

15. 二人の預言者がユダヤの国から立てられる:「問い。黙示録第十一章の二人の証人によって、何を理解すべきか。

答え。彼らは、終わりの時、回復の時にユダヤ民族に対して立てられ、ユダヤ人があつめられて彼らの先祖の地にエルサレムの都を築いた後に彼らに預言することになっている、二人の預言者である。」(教義と聖約77:15)

16.  救い主がユダの子孫に現れる:「…彼らはその刺した者を見る時、…彼のためにいたく悲しむ。」(ゼカリヤ12:10)

17. メシヤはイスラエルの民を勝利に導き、その後彼は王の王、主の主として治める

「その時、主は出てきて、いくさの日にみずから戦われる時のように、それらの国びとと戦われる。
主は全地の王となられる。その日には、主ひとり、その名一つのみとなる。」(ゼカリヤ14:3, 9.)

18. 二つの世界の首都が立てられる:一つはシオン(新エルサレム)ともう一つはエルサレム

「終りの日に次のことが起る。主の家の山は、もろもろの山のかしらとして堅く立ち、もろもろの峰よりも高くそびえ、すべて国はこれに流れてき、多くの民は来て言う、「さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家へ行こう。彼はその道をわれわれに教えられる、われわれはその道に歩もう」と。律法はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出るからである。」(イザヤ2:2–3)