リアホナ(羅針盤)

出典: MormonWiki

荒野でリアホナを発見したリーハイ
荒野でリアホナを発見したリーハイ

雑誌「リアホナ」は、教会機関誌を参照してください。

リアホナは、モルモン書の中の預言者リーハイに授けた道具で、リーハイとその家族を行くべき方向を示すものでした。この道具は、1ニーファイ16:10で最初に指摘されました。リアホナは、次のように説明されています。

「入念な造りの丸い球」で、「それは純良な真鍮でできていて、その球の内部には二本の指針があり、その一本は、わたしたちが荒れ野で進むべき方向を指していた。」(1ニーファイ16:10)

リーハイの言語で、「リアホナ」は「羅針盤」という意味がありました(アルマ37:38参照)。しかし、リアホナは普通の羅針盤と違っていました。それは、リーハイとその家族が義しい状態にあり、適切な「信仰と熱意と注意力」が用いられた時のみ機能したからです(1ニーファイ16: 28-29及びアルマ37:40を参照)。また彼らはリアホナを通じて教えを受けました。1ニーファイ16:29には、リアホナに言葉が現れ、しばしば書かれている内容が変わったと説明してあります。

「それらの指針の上には新しい言葉が記されていて、それは読みやすく、主の道についてわたしたちに理解を与えてくれるものであった。そしてその言葉は、わたしたちが寄せる信仰と熱意に応じて、時々書き替えられた。」(1ニーファイ16:29)

リアホナは、リーハイからその息子ニーファイに譲り渡され(2ニーファイ5:12)、代々モーサヤ王にまで受け継がれ、モーサヤ王の息子ベニヤミン王に手渡されました。この後も連綿と受け継がれて行き、ニーファイ人最後の預言者、モロナイに引き継がれました。紀元5世紀の初期、モロナイはこのリアホナをクモラの丘にモルモン書の記録された金版と共に隠しました。1823年、預言者ジョセフ・スミスは、啓示を通してこれらの品々の場所を示されました。

金版を手に取り目撃した三人の証人マーティン・ハリスオリバー・カウドリデビッド・ホイットマーもリアホナを見ました(教義と聖約17:1参照)。

末日聖徒イエス・キリスト教会の教会員にとって「リアホナ」という言葉は、重要な象徴的意味を含んでいます。しばしば、父なる神の導きを受けるにふさわしく従順であることの意味を代表し、そうであることによって、世俗的な方法では得られない導きを受ける祝福にあずかることができることを指しています。またこのように「導きを受ける」という意味で教会機関誌の一つに「リアホナ」という名前が付けられました。導きや忠告を受ける象徴的な出来事として、アルマがその息子ヒラマンに与えた 忠告には次のように書かれています。

「さて、わが子よ、わたしは先祖が球、すなわち指示器と読んだものについて少々話しておかなければならない。先祖はこれをリアホナと呼んだ。それは、羅針盤という意味である。主が用意してくださったのである。
見よ、これほど入念に細工のできる人はあり得ない。それは、先祖に荒れ野の中で旅をする進路を教えるために用意されたものであった。
そしてこれは、神を信じる先祖の信仰に応じて働いた。したがって、先祖が信仰を持ち、髪がその指針によって自分たちの行くべき方向を示してくださると信じたときには、見よ、そのようになった。そこで彼らは、この奇跡と、また日々神の力によって行なわれたほかの多くの奇跡を経験したのである。
しかし、それらの奇跡は小さな手段によって行なわれたため、それは彼らに数々の驚くべき業を示した。ところが、彼らは怠けて、信仰を働かせることと熱意を示すことを忘れると、それらの驚くべき業は止まってしまい、彼らの旅は進まなかった。
そのために彼らは荒れ野に長居することになってしまった。すなわち、彼らはまっすぐな道を進まず、自分たちの背きのために飢えと乾きに苦しんだのである。
さて、わが子よ、このようなことには必ず影があることを理解してもらいたい。先祖はこの羅針盤を心に留めることを怠ったので(これらは物質的なことであり)、旅は順調ではなかった。霊的なことについても同様である。
見よ、キリストの御言葉は、永遠の喜びに至るまっすぐな道を指し示すものであるが、その御言葉を心に留めることが容易であるのは、約束の地に至るまっすぐな満ちを示すこの羅針盤に注意を払うのが、先祖にとって容易であったのと同じである。
さて、わたしは尋ねるが、このことの中に予型はないだろうか。この指示器がその示す道を辿る先祖の約束の地に導いたように、確かにキリストの御言葉は、わたしたちがキリストの御言葉の示す道をたどるならば、この悲しみの谷を越えてはるかに良い約束の地へわたしたちを導き入れてくれるのである。
わが子よ、方法が容易だからということで怠けないようにしよう。わたしたちの先祖がそうであったからである。それは先祖のために備えられたもので、彼らがそれを見ていたら生き延びることができたであろう。わたしたちについても同様である。方法はすでに備えられており、わたしたちが見ようとすれば、ことしえに生きることができるであろう。
さて、わが子よ、あなたはこれらの神聖なものを大切にしなさい。神に頼って生きるようにしなさい。」(アルマ37:38-47)


さらに詳細にわたるリアホナについての記事は、ロバート・L・バンカー(Robert L. Bunker)著の"The Design of the Liahona and the Purpose of the Second Spindle"を参照してください。