モルモン・タバナクル合唱団

出典: MormonWiki

末日聖徒イエス・キリスト教会のモルモン・タバナクル合唱団は、世界で最も古く、最も大きな合唱団の一つです。また最も有名で、アメリカ国内はもちろんのこと、世界の28カ国以上で演奏しています。1981年、故ロナルド・レーガン大統領は就任式の後、モルモン・タバナクル合唱団の「America’s Choir (アメリカの合唱団)」にダビングをしました。360名の団員を有する合唱団は、25歳から60歳までの忠実な末日聖徒によって構成されています。合唱団のメンバーは、並外れた才能の持ち主でもあり、全員がボランティアで参加しています。彼らは多種多様な職業を持つ人々で、音楽を愛し、合唱団が歌うメッセージを心から愛しています。 [1]
Mormon タバナクル合唱団とオーケストラ・アット・テンプルスクエア© 2006 by Intellectual Reserve, Inc. 版権所有.
Mormon タバナクル合唱団とオーケストラ・アット・テンプルスクエア© 2006 by Intellectual Reserve, Inc. 版権所有.

目次

合唱団の歴史

末日聖徒イエス・キリスト教会は当初から、音楽は礼拝の極めて重要な部分であることを認識していました。カートランド(オハイオ州)とノーブー(イリノイ州)にあった教会本部には、最初から常設合唱団がありました。ですから、開拓者たちがソルトレークバレーに到着してから1ヶ月も経たないうちに、最初に開かれた総大会のために合唱団が組織されたことは当然のことでした。

モルモン・タバナクル合唱団 (英語でMoTabと略される場合もある)は、100年以上も前からソルトレークのタバナクルで演奏されていることから、この名称で呼ばれるようになりました。タバナクルの建物は1867年に完成し、1873年7月4日に最初のコンサートが開かれました。また、タバナクルには、11,623本のパイプからなる非常に精巧で見事なオルガンがあって、世界で最大級のオルガンの一つであることを誇っています。オルガンはずっと昔からモルモン・タバナクル合唱団には付きものですが、オーケストラと共に歌うこともあります。

合唱団は最初はそれほど大きな人数ではなく、(今の合唱団と比べると)あまり高いレベルの音質ではありませんでした。しかし1869年にジョージ・ケアレスが指揮者に任命されてからは、頭角を現し始めました。ケアレスの指揮の下、いくつかの小さな合唱団がソルトレークの合唱団に統合されて、今の合唱団になったのです。この300名余の大規模な合唱団は、1873年、10月の総大会で歌いました。この時点で合唱団は、タバナクルの広い建物にふさわしい大規模合唱団を立ち上げるというビジョンを捉えました。

後に、指揮者たちはもっと充実した訓練を始め、合唱団の水準を高めようと努力しました。合唱団はアンサンブルとして上達し、さらにはレパートリーも最初約100曲しかなかったのが、もう少しで1,000曲近くになるまで成長しました。1929年7月には、"Music and the Spoken Word”(ミュージック・アンド・スポークンワード)という.ラジオ番組に初めて出演しました。1950年までには、モルモン・タバナクル合唱団は毎年数々のコンサートを開くようになり、最初のLPレコードを作りました。1950年代には、ヨーロッパへの演奏旅行を行い、さらには「リパブリック賛歌」の録音版がグラミー賞を受賞しました。その後も、指揮者たちは合唱団にを磨きに磨きをかけるための努力を続けました。

合唱団の目標 Milestones

150年以上の昔に設立されたモルモン・タバナクル合唱団は、アメリカ国内だけでなく、世界各地で数多くの演奏したりレコードを出したりしてきました。その間、たくさんの賞賛や表彰を受けました。以下に挙げるのはタバナクル合唱団の画期的かつ関心をひきつけるいくつかの出来事をリストアップしたものです:

  • 合唱団は平均すると、毎年75回の演奏を行っています。
  • 合唱団は毎週、さいてい5時間の練習を行います。
  • 合唱団には夫婦でメンバーになっている人が27組います。
  • 合唱団はアメリカ以外の国のうち、28カ国を訪問しています。
  • 合唱団は13箇所のワールド・フェアやエキスポで演奏したことがあります。
  • 合唱団はカートランド神殿で演奏しました。
  • 合唱団はミズーリ州インデペンデンスにある復元末日聖徒イエス・キリスト教会の講堂で2回演奏しています。
  • 合唱団は130以上の音楽集成、数本のフィルムやビデオテープを発表しています。
  • 合唱団は数多くの著名な賞を受賞し、Freedom Foundation 賞を2回受賞している。
  • 合唱団が出した2枚の録音は、プラチナ賞を受賞しました(1991年と1992年)。
  • 合唱団が出した録音のうち、5本は「ゴールド・レコード」の地位を受けました(1963年に2回、1980年に1回、1985年には2回)。最も有名なのは、1959年に発売された「リパブリック賛歌」で、ユージン・オーマンディを指揮に、フィラデルフィア交響楽団との共演で行われました。
  • 合唱団の「リパブリック賛歌」は、1959年にグラミー賞を獲得しました。.
  • 合唱団は1987年に、シャーリー・べレットとの特別番組「クリスマス・サンプラー」でエミー賞を受賞しました。
  • モルモン・タバナクル合唱団はウイリアム・ハワード・タフト大統領のために演奏し、それ以後リンドン・B・ジョンソン(1965年)、リチャード・M・ニクソン(1969年)、ロナルド・レーガン(1981年)、ジョージ・ブッシュ(1989年)、およびジョージ・W・ブッシュ(2001年)大統領の就任式で歌っています。
  • 合唱団は2002年にソルトレークシティーで開催された冬季オリンピックの開会式で歌い、オリンピック会期中に20回以上演奏しました。

合唱団への参加

合唱団は教会の最も才能のある会員から構成されていて、長期にわたる厳しいオーディションをパスしなければなりません。モルモン・タバナクル合唱団で歌いたい人は、まずテンプルスクエア合唱団(云わば訓練のための合唱団で、6ヶ月毎に新しい合唱団が構成されます)で、歌います。志願者の年齢は25歳から55歳までとし、ソルトレーク・バレー地域に居住していて、末日聖徒イエス・キリスト教会のふさわしい会員で、厳しい練習と演奏スケジュールをこなす責任を受ける覚悟をしなければなりません。まずオーディションが始ると、志願者は伴奏なしで歌っている録音を提出します。オーディションの次の段階は筆記試験です。タバナクル合唱団に入りたいと希望する人は、100点満点で少なくとも80点を取らなければならないのです。最後に、対面によるオーディションがあり、志願者には楽譜を読んだり、声域、そして合唱団と溶け合うことができるかを審査します。このプロセス全部をクリアするのに、およそ6ヶ月間かかります。ただし、一旦メンバーになると合唱団員は、最高20年間(または60歳になるまで)努めます。

合唱団のコンサートと放送

モルモン・タバナクル合唱団は、週に一度カンファレンス・センターではしばしばタバナクルのオルガンで、またはテンプルスクエア交響楽団 (110人のボランティアによるオーケストラで、主としてタバナクル合唱団のパフォーマンスや伴奏を助けるために組織されました。)と練習と演奏を行っています。モルモン・タバナクル合唱団は、1929年以来、ラジオやテレビのプログラムミュージック・アンド・スポークンワードの放送を行なってきました。 このプログラムは合唱団を中心に、ロイド・ニューウェルがスポークン・ワードを担当しています。このプログラムは毎週日曜日の午前9:30からテンプルスクエアで生放送を聞くことができます。

合唱団は年間を通して、クリスマス・コンサート(有名なゲストやゲスト・アーチストを招待して行うことが多い)や、パイオニアデー(モルモンの開拓者たちが、1847年7月24日にソルトレーク・バレーに到着した日の記念)など、数々の演奏会を開いています。また、年二回教会が開催する総大会のいくつかのセッションで歌います。さらに、教会の前大管長ゴードン・B・ヒンクレーの90回と95回目の誕生祝いの集会でも歌いました。.

タバナクル合唱団はしばしばアメリカ国内および世界中を回る演奏旅行に出かけます。これまでに演奏旅行をしたのは、ロシア、殆どのヨーロッパ、東ヨーロッパ、ブラジル、日本、イスラエル、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドなどです。

モルモン・タバナクル合唱団は2002年にソルトレークシティーで開催された冬季オリンピックの開会式で演奏しました。その他にも4回にわたり、スティングやジョン・ウイリアムズなどのゲストアーチストと共に、さらには教会のマルチメディア・ミュージカル「Light of the World (世の光)の中で歌いました。

合唱団の現在のリーダー

  • マック・クリステンセン: 合唱団会長
  • マック・ウィルバーグ: 指揮者
  • イゴール・グラップマン: オーケストラ・アット・テンプルスクエアの指揮者
  • ロイド・D・ニューウエル:  「ミュージック・アンド・スポークンワード」のアナウンサー
  • クレイ・クリスチアンセン: オルガニスト
  • リチャード・エリオット: オルガニスト
  • ボニー・グウドリフ: オルガニスト
  • リンダ・マーゲッツ: オルガニスト

最近のリリース

モルモン・タバナクル合唱団は、長年にわたって、130以上の音楽集大成をリリースしてきました。2003年には、「モルモン・タバナクル合唱団™」という独自の音楽ラベルを立ち上げました。,この新しいラベルを使ってすでにいくつかのアルバムをリリースしています。全部のリストをご覧になりたい方は、合唱団のウェブサイトのこの欄をご覧ください。ディスコグラフィ すべてのアルバムは次のウェブサイトでお求めになれます。 デゼレト・ブックス

  • Then Sings My Soul
  • Love is Spoken Here
  • Choose Something Like a Star
  • Peace Like a River
  • Sing, Choir of Angels!
  • America's Choir: Favorite Songs, Hymns, & Anthems
  • Consider the Lilies
  • Spirit of America

最近のゲストおよびゲストアーチスト

  • アンジェラ・ランズベリー
  • オードラ・マクドナルド
  • ブリン・ターフェル
  • チャールズ・オズグッド
  • フレデリカ・フォン・ステイド
  • ピーター・グレイブス
  • ウォルター・クロンカイト
  • ジョン・ウイリアムズ
  • カナディアン・ブラス
  • シンギング・サージェンツ
  • 米国空軍バンド
  • ボーカル・マジョリティー

さらに詳しい情報は:

「情報源」 モルモン・タバナクル合唱団ウェブサイト: