モルモンの預言者

出典: MormonWiki

「モルモンの預言者」は神の預言者であり、また末日聖徒イエス・キリスト教会大管長としても知られています。

末日聖徒は、が人間に語りかけられることに関心を持っておられ、神の預言者を通して古代と同様、現代においても語りかけておられることを信じています。聖書が過去における神の人との交わりの記録であるように、モルモン書高価な真珠にも神の啓示と教えが記されています。また現代の標準聖典である教義と聖約にも、現代における預言者の神との関わりが記録されています。

目次

預言者とは何か?

「預言者」という称号は、「預言」という言葉に密接な関わりがあります。(重要なことは、「預言者」とは神から神の言葉を預かり、神の代弁者としてこれを人に伝える役割を持つ者ですが、一方一般に言う予言者とは単に未来を予言することのできる人のことです。)ほとんどの人は、預言者は予言するために選ばれた人として考えていますが、それは「預言者」の果たす役割の一部にしか過ぎません。

聖書には、古代イスラエルにおいて預言者が神によって選ばれたことが記録されています。これと同様、神の戒めを教え、どのようにこの戒めを実践し、人が悔い改めて向上するかという導きを与え、メシヤであるイエス・キリスト証を述べるために現代においても預言者が召されています。キリストについて立てる証は個人の証であり、預言者個人の救い主との経験を通して述べられたものです。預言者は、神の使いであり、天で定められた神のみ心を地上の人々にもたらす働きをします。預言者は地上の人々に天の真理を教え、これを詳細に説明する人です。預言者は主との身近なコミュニケーションを通してこれらの真理を受けるのです。

また預言者は啓示者でもあります。つまり預言者は主から啓示を受ける者です。これらの啓示は預言者の職を持つ者に与えられるものです。たとえばバプテスマのヨハネの伝道を例に挙げると、ヨハネが神から与えられた預言者としての職を管理していたことが分かります。つまりヨハネは啓示者であり、キリストの伝道の先駆者として、人々をキリストへ導くという務めを果たすよう召され、その職を管理し果たしていました。ヨハネはキリストについての知識を、ほとんどの場合、啓示によって受けています。ヨハネはユダヤという極めて小さな地域において、彼の受けている召しと与えられた管理の職の中で宣べ伝え、神に仕えました。後に使徒パウロは、異邦人に福音を宣べ伝えるという管理の職を与えられています。その務めを果たし、その範囲における務めに従って啓示を受けました。預言者が教える事柄は、現実的で、その預言者が仕えている時代の人々の現状に焦点が当てられています。ですから現在も神は預言者を選び、その預言者を通してわたしたちに導きを与えられているのです。古代の預言者アモスはこのように述べました。:

「まことに主なる神は そのしもべである預言者にその隠れた事を示さないでは、何事をもなされない。」

預言者は神から権能を受けた代理人として選ばれます。末日聖徒イエス・キリスト教会の信仰箇条第5条には、次のように書かれています。:

「わたしたちは、福音を宣べ伝え、その儀式を執行するためには、人は預言によって、また権能を持つ者による按手によって、神から召されなければならないと信じる。」

この神からの権能を持っていることこそが最も重要なことです。言い換えれば、人は自らを預言者の職につけることはできないのです。

「聖見者」は霊的な目で見ることができます。預言者はそのメッセージが聖典からであれ、或いは預言者として個人的に受けた啓示であれ、人類に対する神のメッセージの意味を見ることができるので、預言者は人類に与えられたメッセージを明らかにし、解釈することができます。また「聖見者」は予言することができます。すなわち神のみ心であれば、将来と過去を見ることができるのです。モーセが人類のすべてを見たことがこのように書かれています。:

「そこでモーセは眺めて、自分が創造されて住んでいる世界を見た。モーセは世界とその果てと、現在いる人の子らと、過去に創造された人の子らのすべてを見た。そして、これらのことに彼はひどく驚くとともに、不思議に思った。」(「高価な真珠」モーセ書1:8)

末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長は預言者、聖見者、啓示者です。

主が預言者を召される時、神はすでに賢明な知恵を備えた人を選ばれます。:

「預言者の職に召される人は、その謙遜さと、あたかも陶器師の手にある粘土のように種の手に進んで使われる心持ちを備えています。しかし預言者の職に召される人は、ほとんどの場合例外なく、天性備わった気高い資質を持っており、しばしば人生の経験に富み、知恵と確実な判断力を持っています。それが預言者であり、人間ではありますが、有能な人なのです。」(ジョン・A・ウィッツォー、Evidences and Reconciliations, p. 257)

モルモン書の預言者たち

末日聖徒(通称モルモン)は、モルモン書を神聖な書物(聖典)として受け入れています。この霊感された記録は、およそ紀元前約600年から紀元400年までの約1000間の間、西半球に住んでいた神の聖約の民と神が交わられた出来事について書いています。この記録は多くの預言者の召し、使命、メッセージについて述べており、神の使者に関する聖書に書かれているすべての典型に従っています。

聖書以外の書物に預言者の記録が書かれているという概念は、多くのクリスチャンにとって疑いなく耳慣れないことです。しかしモルモン(末日聖徒)は、神はすべての神の子供たちを偏り見ることなく愛しておられるのですから、聖書が書かれた地域以外にも預言者が存在し、これらの子供たちに福音を宣べ伝え、その預言者が聖なる記録を書くという概念はキリスト教に一貫したものであると信じています。つまり末日聖徒は、モルモン書にこのような神と人との交わりが書かれていることが明らかであると信じています。

旧約聖書の預言者イザヤは、将来の預言者の言葉が現れることについて、このように記録しています。:

「その時あなたは深い地の中から物言い、低いちりの中から言葉を出す。あなたの声は亡霊の声のように地から出、あなたの言葉はちりの中から、さえずるようである。」(イザヤ書29:4)

モルモン(末日聖徒)は、モルモン書が世に出ることはこのイザヤの預言の成就の一部だと信じています。モルモン書は、記録が地中に埋められ保存されるように金属の版に書かれていました。そしてこの版を受けた預言者ジョセフ・スミスによって1829年に翻訳されたました。イエス・キリストについて真心から学びたいという意図でこの書物を読む人は、確かにそれが真実であることが分かります。この書物を読む人は、モルモンの預言者が、わたしたちの時代の騒乱と混乱を先見していたことが分かります。この書物は希望、信仰のメッセージと、個人或いは家族としてどのようにイエス・キリストに近づくことができるかという霊感を与えてくれます。

末日における預言者たち

現代における最初の預言者はジョセフ・スミス [1]でした。ジョセフ・スミスの召し、使命、メッセージは聖書で確立されている預言者の職に一貫しています。ジョセフ・スミスの特定の務めは、「末日」に完全な福音を回復し、「時満ちる神権時代」を管理することでした。1844年にジョセフ・スミスが亡くなってから、モルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会の通称)の預言者は途切れることなく召されてきました。預言者ジョセフ・スミスの後、以下の預言者が召されました。


これらの預言者は世界の人々が永遠の命とイエス・キリストの再臨に備えることができるよう、預言者に任命された使命に献身し、主イエス・キリストが伝えられたであろうメッセージを宣べ伝えています。生ける預言者は今も継続して神からの啓示を受け、預言のみたまによって教会の指導者を選び、教会の主要な教師として仕えています。

キリストの使徒が死んで以来、預言者が無くなったと主張する人々は、今日において預言者は必要ではないとも主張しています。しかし預言者は、「人類の現状にあった新しいプログラム、新しい状況に必要な真理、新しい問題の対処法を明らかにする神の声」です。(「古代の預言者と聖見者」旧約聖書・末日聖徒インスティチュート生徒用資料)
「主の御名によって語る生ける預言者がいにしえの時代と同様この地上に存在するということを,積極的にまたはっきりと宣言しています。このような導きをわたしたちはどれほど必要としていることでしょう。今わたしたちは,荒れ狂う困難な時代に生きています。世界各地では戦争を,国内では悲惨な事件を目の当たりにしています。至る所で人々は,個人的な苦悩と家族の悲哀に直面しています。
中央幹部がどれほど善良で,どれほど熱心に働き,どれほどつつましくへりくだって生活しているかについて,個人的な経験に基づいて証できます。この教会が全世界に預言や啓示,聖見者の存在を宣言するのは,決して取るに足りないことではありません。わたしたちは文字どおりこのことを宣言しているのです。それは暗闇を照らす真実の光であり。…」(「またこの地に預言者が」、リアホナ、2006年11月号、104)

預言のみたま

「イエスのあかしは、すなわち預言の霊である」(黙示録19:10)。イエスキリストであるという証を神から受けるすべての人は、預言のみたまに祝福されているのです。この証を受ける人は、学問や論争や人間によって与えられた証明に頼ることはありません。モーセはこのように述べています。:

「主の民がみな預言者となり、主がその霊を彼らに与えられることは、願わしいことだ。」(民数記11:29)

モロナイ(モルモン書の預言者)は、「そしてあなたがたは、キリストがおられることを聖霊の力によって知ることができる。」(モロナイ10:7)この預言者モロナイは、この福音が真実であるかどうかを神に尋ねるよう、モルモン書の読者を招いており、 モルモンの宣教師は世界中にこの招待を受け入れ、自分で真実を確かめるよう呼びかけています。 モルモン書の中のモーサヤ書5:3にはこのように書かれています。:

「そして、わたしたち自身もまた、神の限りない慈しみと神の御霊の現れによって、将来起こることをはっきりと示されており、ふさわしければすべての物事について預言するkとができます。」

預言者のことば預言者を選ぶを参照

外部リンク(英文)