メルキゼデク
出典: MormonWiki
メルキゼデクは、ヘブル語では「義の王」という意味があり、紀元前2000年ごろに神と聖約を交わした人々の族長に与えられた名称かつ称号です。 メルキゼデクは、王、大祭司、サレムにある神の倉庫の管理者でした(創世記14:25-40、アルマ13:14-18)。大祭司の役割の一つとして、貧しい人々のために治められた什分の一を管理する役割があり、それらのささげ物は「神の倉庫」に治められました(JST創世記14:37-38)。またこの他、個人的に祝福を授けること(JST14:18,25,37)、悔い改めを説くこと、イエス・キリストの福音の儀式を行うこと(アルマ13:16)があります。
彼の民は、極めて邪悪になりましたが、力強い信仰と神権を行使して、彼は民を悔い改めに導く助けをし、平和を確立しました(アルマ13:18、ヘブル7:1-2)。そして遂にその民は、シオンのエノクの町に取り上げられました(JST創世記14:34、モーセ書7:27)。このため、「平和の君」、「平和の王」、「天の王」とも呼ばれ、メルキゼデクはメシヤの予型だと考えられました(ヘブル7:15)(創世記14:33-36)。
彼はアブラハムに神権を授けました(教義と聖約84:14)。主のみ名を頻繁に繰り返すことを避けるためと偉大な大祭司としてメルキゼデクを敬うため、彼の名にちなんで大神権をメルキゼデクと呼びました(教義と聖約107:2-4)。息子アルマは次のように記録しています。「メルキゼデクよりも前に多くの人がおり、メルキゼデクより後にも多くの人がいたが、彼よりも偉大な人は一人もいなかった。そのため、人々が彼について述べることは特別であった」。(アルマ13:19)
(出典:“Book of Mormon Reference Companion”534, 主編集者Dennis Largy)
聖句ガイド [1]
旧約聖書の中の人物。ノアの洪水後のアブラハムの時代に生きていた大祭司、預言者、指導者。彼はサレム(エルサレム)の王、平和の王、義の王(ヘブル語でメルキゼデクの意味)と呼ばれた。アブラハムはメルキゼデクに什分の一を収めた(創世記14:18-20)。メルキゼデクの民は義を行い、天を得た(JST創世記14: 25-40)。キリストはメルキゼデクの位に従って大祭司となった(ヘブル5:6)。メルキゼデクはサレムの王、至高者である神の祭司だった(ヘブル7: 1-3)。メルキゼデクより偉大なものはいなかった(アルマ13: 14-19)。アブラハムは、メルキゼデクから神権を受けた(教義と聖約84: 14)。主の名を敬い尊ぶことから、古代の教会員は、この神権をメルキゼデク神権と呼んだ(教義と聖約107: 1-4)。
聖書辞典[2]
義の王
紀元前約2000年前に生きていた著名な預言者で指導者。彼はサレム(エルサレム)の王、平和の王、「いと高き神の祭司」と呼ばれた。残念な事に彼に関する情報は聖書に少なく、創世記14:18-20、ヘブル4:6、ヘブル7:1-3に限られている。メルキゼデクの神権について言及しているほかの聖句は、基本的に詩篇とヘブル書だ。しかし、末日の啓示には彼と彼の神権についてさらに多くの事が示されている(JST創世記14: 17-40; JST ヘブル7: 1-3; アルマ13: 14-19; 教義と聖約84: 14; 教義と聖約107: 1-4参照)。これらの資料から、この預言者のその偉大さを悟ることができ、彼の教導の崇高さをうかがい知ることができる。
