ハロルド・B・リー
出典: MormonWiki
ハロルド・B・リーは末日聖徒イエス・キリスト教会の第11代大管長でした。リー大管長は教会の福祉事業を拡大し、カリキュラムを相互に関連付けるなど、教会の国際的な成長を管理しました。
ハロルド・B・リーは1899年3月28日に、アイダホ州クリフトンで生まれました。8歳の時、家の近くにあった池でバプテスマを受けました。幼くして音楽を好み、ピアノを習いました。ハロルドは17歳で教員免許状を取得し、教員として仕事を始めました。翌年には校長に任命されました。
リー長老は1920年、コロラド州デンバーでの伝道に召されました。伝道中にファーン・ルシンダ・タナーに会い、1923年に伝道を終えてから結婚しました。その後2人の女の子、ヘレンとモーリンが生まれ、別の学校の校長として転任しました。31歳の時ステーク会長の召しを受けましたが、教会で最年少のステーク会長でした。ステーク会長に召されてから間もなく、世界大恐慌が起こりました。ハロルド・B・リーは貧窮した人々を何とか救う方法はないものかと、必死に努力しました。そして「倉庫」というアイデアを考えつきました。貧窮家族に地域社会に役立つプロジェクトの仕事をしてもらい、その代わりに「倉庫」から品物を受けることができるというのでした。
当時の教会大管長はヒーバー・J・グラントでした。りー会長が福祉の面で成功していることを知ったグラント大管長は、教会の福祉プログラムを起動するために彼の助けを求めました。この時のリー会長の努力が今日の教会福祉プログラムの基盤になっていて、大勢の貧窮している人々へ救済の手をさしのべています。
1941年4月6日、ハロルド・B・リーは使徒に召されました。教会のために熱心に奉仕し、世界中を旅して福音の証を述べました。やがて教会のカリキュラムを調整するように任命を受けました。その後、ジョセフ・フィールディング・スミス大管長の第一顧問になりました。
1972年7月7日、ハロルド・B・リーは教会の大管長に聖任されました。リー大管長はすべての人に福音の光をもたらすことに熱意を示したことで知られています。ゴードン・B・ヒンクレー夫人のマージョリー・ペイ・ヒンクレー姉妹は、リー大管長とリー姉妹と一緒に4人でイギリスへ行った時のことを、次のように思い出しています:
- 大会の午前の部と午後の部、そして夜はファイアサイドと、とても忙しい一日でした。9時半ごろホテルに戻った時には、へとへとでお腹もすいていました。何かちょっとしたものを食べるために、ホテルの食堂へ行きました。「一日が終わって、これからゆっくりできる」、とにかく私はこう考えていました。私たちの注文を取ろうと、鉛筆を持ったウエイトレスがやってきました。リー大管長はこのウエイトレスを見上げて、言ったのです。「どの教会に属していますか?」彼にとって、一日はまだ終わっていなかったのです。なんと、伝道活動を始めたのです。食事が終わるまでには、この若い女性についてすべてを聞き出していました。夫を失くし、寂しく不安な生活をしていた彼女は、宣教師から福音についてもっと学ぶと約束しました。教会の大管長がその日一日説教していたことを、実際に実行しているのを見るのは、本当にすばらしいことでした。(バージニア・H・ピアース、「Glimpses into the Life and Heart of Marjorie Pay Hinckley」、 p.21-22).
リー大管長は1973年12月26日に逝去するまでの17ヶ月と19日間、預言者として務めました。
ハロルド・B・リー大管長の言葉
- 「ある人々は、徳や高潔、正直、道徳、信仰、人格などについて話すことは時代遅れだと思うかもしれません。しかしこれらは偉大な男女を築いた特質であり、今日の生活で幸福を得、また来世において永遠の喜びを得るための道を示すものなのです。これらの特質は試練や悲劇、害悪、そして破壊や飢えや殺戮をもたらす戦争の残酷さにもかかわらず、私たちの生活の錨(いかり)となる特質なのです。」
- 「Understanding Who We Are Brings Self-Respect」『Ensign』、1974年1月号
- 「今日の私たちにとって問題なのは、大勢の人が主の御言葉の最後に終止符を付けるかわりに、疑問符を付けることです。このことについて考えてみていただきたいのです。主がなぜそれを言われたのかとか、そのようにできるかどうかを気にかけてはなりません。ただただ主を信頼してください。答えや説明を見出そうとしないでくださ。い。説明しなくてもよいと主が定められたことを、時間をかけて説明しようとしてはなりません。それは時間の無駄使いです。」
- 「Admonitions for the Priesthood of God」『Ensign』、1973年1月号
- 「私はイエスが実在しておられることを知っている。また、主が私たちの考えている以上に、私たちの近くにおられることも知っている。ばく然とした御父や主がおられるのではない。天父と主は、常に私たちに関心を払い、私たちを救い主の再降臨に備えさせようと種々助けを与えてくださっている。様々なしるしが明らかになってきている現在、主の再降臨は、それほど遠い将来のことではない。」
- 「ハロルド・B・リー大管長の言葉」『Ensign』、1974年1月号」
「預言者の言葉も参照」
