アロン神権

出典: MormonWiki

アロン神権とは執事、教師、祭司の職を含む神権の位で、モーセの兄アロンの家系から古代イスラエルの祭司や大祭司が任ぜられたことにちなんで名づけられました。古代イスラエルにおいては、レビの部族のみがこの神権の職に任ぜられていました(このため、レビ神権とも呼ばれることがある)。しかしながら、キリストの降誕によって、世襲という誓約が取り除かれ、部族を問わずすべてのふさわしい男子がこの神権を受けることができるようになりました。モルモン教会においてはそのままを受け継いで、12歳以上のすべてのふさわしい男子がアロン神権に任命されることができます。

目次

職と機能

アロン神権には4つの職があり、それぞれの職には定められた務めや責任が付随しています。またアロン神権の次の段階の職に進んだ後も、それまで保持していた力と権能を持ち続けます。

執事

男子は12歳から執事の職に任命されます。執事定員会の責務の一つは、教会とその会員を見守ること。また「警告し、説き明かし、勧め、教え、またキリストのもとに来るようにすべての人を招」(教義と聖約20:59)くことです。さらには信者に聖餐を配り、断食献金を集め、ビショプリックを助け、メッセンジャーとなり、神殿で死者のためにバプテスマと確認を受け、集会で話し、集会所とその敷地の手入れをするのもその務めです。

教師

男子14歳から教師の職に任命されることができます。教師は教会を見守り、強めることと同時に「教会の中に罪悪がないように、互いにかたくなになることのないように、偽り、陰口(かげぐち)、悪口のないように」(教義と聖約20:53-54)することがその務めです。また聖餐の準備をし、ホームティーチャーとして奉仕し、ワードの集会やステーク大会で案内係として敬虔な態度で奉仕し、セミナリーに出席します。

祭司

男子は16歳から祭司の職に任命されることができます。祭司定員会の義務は、「説き、教え、説き明かし、勧め、バプテスマを施し、……また各会員の家を訪れて、彼らが声に出して祈り、ひそかにも祈るように、また家庭におけるすべての義務を果たすように勧めること」(教義と聖約20:46-47)です。また祭司は聖餐を祝福することができます。また聖霊の賜物を授けることはできなくても、バプテスマを施すことができます。

ビショップ

ビショップの職はアロン神権の中では最高の職です。ビショップは祭司定員会会長、アロン神権の会長、またワードの管理大祭司でもあります。ビショップの職はアロン神権の職ですが、ビショップに召された人は聖徒全体を管理するためにメルキゼデク神権、さらには大祭司の職を持っています。

アロン神権の鍵

アロン神権は「天使の働きの鍵を持ち、…外形上の儀式」を執行(教義と聖約107::20)することができます。